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総務省消防庁の調べでは、平成28年の火災件数は約3万6000件。前年比では約6.0%ほど減少しており、過去10年分のデータと比較すると最も少ないという結果になりました。ですが、建築火災は2万900件以上も起こっています。こちらのページでは、火災に強い家の特徴について詳しく解説しています。
近年、スタンダードな構造の住宅は木造住宅に加えて、着実に増えつつあるのがコンクリートを用いたRC造住宅。いうまでもなく、火災に強い家というのは、燃えにくい建材を用いているかどうかにかかっています。木造はRC造に比べると建設費が比較的に安価で建てられることがメリットですが、主要建材が木材となるので、火災に対しての耐性を考えると弱いと言わざるをえません。
比較するとRC造は、約900度の火に2時間さらされてもビクともしません。さらに鉄骨造と比べても耐火性能に優れているという結果がでています。
それでは、RC造住宅は火災に対してどれほどの強度を備えているのでしょうか?前述のとおり、コンクリートは、1000度の高熱にさらされても耐えうる性能を備えています。さらに耐火コンクリートを用いれば、その耐火性能はさらに向上し、およそ1400度までの高温に耐えることも可能です。コンクリートは構造そのものが耐火性能に優れているので、外と内の双方からの火災に対しても高い性能を発揮してくれます。
近年では、鉄骨造の住宅も高い人気を誇っています。たしかに木材よりも高い強度と耐火性能を備えています。しかし熱には弱く、540度の高熱にさらされると極端に強度が衰えてしまい、倒壊の危険性もあるのです。
このように高い耐火性能を備えているRC住宅ですが、実はもうひとつ大切な性能をもっています。それは「延焼防止性能」。これは建築基準法をクリアするためにも必要な性能で、もし自宅で火災が発生してしまった場合に隣接するほかの住宅へ燃え移らないように、構造や柱に一律に与えられた耐火性能のこと。
ちなみに、逆に隣接する住宅が起こした火災から燃え移ることを「類焼」といいます。RC住宅は、高気密性に優れているため、部屋の外に火を出さないという特徴をもっています。さらに、構造材であるコンクリート自体が火が燃え広がるのを防いでくれるため、ほかの建物に燃え移る危険性を抑えることができ、ほかの火元からの炎から、自宅を守ってくれる性能をもっています。
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