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木造住宅や鉄骨住宅、そしてRC住宅といったさまざまな工法の住まいがありますが、いうまでもなく住宅には定期的なメンテナンスが必要不可欠です。それでは、どれほどのメンテナンス費用が必要となってくるのでしょうか?
メンテナンスは、建物の寿命を延ばして性能を維持するために必ず必要となってくるもの。木造や鉄骨などと比べてメンテナンスがそれほど必要ではないとされているRC住宅は、どのような修繕を行っていけばいいのでしょうか?
まずはクラック。コンクリートは年月を経ると壁面にクラックとよばれる亀裂が入ることがあります。これを放っておくと雨水が構造部に侵入して、せっかくの高い住宅性能を低下させることになってしまいます。
また、コンクリート自体が劣化して腐食すると外壁部分が落下してしまうこともあります。定期的な外壁コーティングも欠かせません。コーティングは防水処理機能も兼ねており、コンクリートを保護する役割もあります。コーティングが劣化するとクラックや落下などの原因にもつながります。
木造やRC住宅などには、それぞれ減価償却の指標として法的耐用年数が定められています。これは1998年の税制改正によって制定されたもので、納税にも関係する重要なもの。最終的に建物の価値がゼロになってしまうまでの年数を表しています。RC住宅は最長の47年で木造住宅の22年の2倍もの年数を誇ります。
そして、定期的なメンテナンスを施しておけば、耐用年数が100年にも延長することが可能。住宅ローンを組むときの参考にもなります。
ライフサイクルコストという言葉があります。これは最初にかかることから生涯にわたることまでをまとめたトータルなコストのこと。住宅に照らし合わせてみると、初期費用から建設にかかわる費用、そして例えば50年住み続けた場合には、その期間にかかるメンテナンス費用、そして何らかの事情で起こる解体までの総合的な費用のことをいいます。
RC住宅は初期費用や建設費用こそほかの住宅よりも必要となりますが、メンテナンス費用、そして生活に必要な光熱費などを含めたトータル的なコストを考えた場合、リフォームが必要だったりする木造や鉄骨と比べるとライフサイクルコストは低く、住みやすい住宅といえるでしょう。
一般的な木造住宅の場合には10~15年の周期で何らかの補修が必要とされています。ですが、RC住宅はそこまで頻繁にメンテナンスを行う必要はありません。
例えば、外壁に関してはコーティングを建築時に施しておけば25年に一度で十分ですし、シロアリなどのリスクも5年に一度と木造ほど多くはありません。また、震災などが起こった場合には、大規模な修繕を行うこともあまりありません。このように、長期的に見ていくとRC住宅は最適な構造の住まいといえます。
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