岡山で受けられる移住サポート

岡山は、移住や定住をする方に向けたサポートが充実している県です。

ここでは、移住・定住時に活用できるセミナーやサポート情報、支援金に関する情報をご紹介します。移住に興味のある方、岡山へ移住しようか考えている方は、ぜひ参考にしてください。

相談会・セミナー

岡山では、県を主体とする移住相談会やセミナーが定期的に開催されています。完全予約制で、市町や県などの担当者とマンツーマンで相談できる機会です。Web会議ツール「Zoom」を使ったオンラインでのセミナーもあり、日中は忙しい方も夜間に自宅等でゆっくりと相談できます。

対面とオンラインどちらも参加費は無料ですが、開催時期によってスケジュールは異なります。

参加を希望する方は、岡山県や岡山市が公開しているイベント内容や申請期限、開催日時をご確認の上で申し込んでください。

※参照元：岡山市 移住相談会・セミナー（https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000074214.html）

移住下見ツアー

移住相談会・セミナーとは別に、毎年のように開催されているのが移住下見ツアーです。ツアー参加に申し込んだ人は、貸切バスで岡山県内をめぐり、岡山の魅力を肌で感じることができます。実際にまちなかを見て回ることで、移住後の暮らしもイメージしやすくなるでしょう。

令和7年の具体的なツアーに関する情報は現在公開されていませんが、今後開催される可能性はあります。

興味がある人は、岡山県や岡山市の公式ページや問い合わせにてご確認ください。

岡山市移住支援金

岡山市移住支援金とは、岡山市への移住・定住の促進や中小企業の人手不足解消を目的に設けられた支援制度です。特定の要件を満たす方を対象に、移住支援金が交付されます。

ただし、こちらは国の制度をした補助金のため、予算がなくなり次第終了となります。また、移住した年度によって規定が異なります。移住支援金の申請を希望する場合は、まずは窓口へ相談しましょう。

※参照元：岡山市「【補助金】令和7年度岡山市移住支援金のご案内」（https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000019760.html）

対象者

岡山市移住支援金の交付を受けられるのは、申請時に以下のすべての要件を満たしている方です。

• 岡山市に転入する直前10年間のうち、通算5年以上東京23区内に在住又は東京圏（東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県）の条件不利地域以外の地域に在住し、雇用保険の被保険者として東京23区内に通勤していた人
• 岡山市に転入する直前に、連続して1年以上、東京23区内に在住又は東京圏（東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県）の条件不利地域以外の地域に在住し、雇用保険の被保険者として東京23区内に通勤していたこと。ただし、東京23区内への通勤の期間については、住民票を移す3か月前までを当該1年の起算点とすることができる。
• 東京圏のうちの条件不利地域以外の地域に在住しつつ、東京23区内の大学等に通学し、東京23区内の企業等へ就職（雇用保険の被保険者としての就職）した者については、通学期間を修業年限を上限（ただし、高等専門学校は2年を上限）として移住元としての対象期間とすることができる。

要件にある「条件不利地域」とは、東京都の場合は23区外の市町村です。神奈川や埼玉、千葉も都市部以外の地域は条件不利地域に指定されている場合があります。移住前の住まいが条件を満たすかどうかは、申請前にご確認ください。

また、要件にある「東京23区内への通勤」にも規定があります。東京23区内でテレワーク勤務をしていた場合なども、必ず事前に相談しましょう。

支給金額

単身で移住した世帯の場合、60万円が支給されます。2人以上で移住した世帯は100万円の支給です。ただし、テレワークを利用して移住した場合、単身は30万円、2人以上は50万円の支給となります。

なお、18歳未満の世帯員がいる場合、1人につき30万円が加算されます。

申請方法

受付期間内に申し込みを行い、移住支援金交付申請書と必要書類をすべて提出します。書類とは、写真付きの身分証明書の写しや転入前の住民票の除票の写しなどです。

移住して農業に就業した場合は耕作証明書、漁業に就業した場合は漁業共同組合に加入していることがわかるものの提出も必要です。詳しくは申請相談時にご確認ください。

賃貸住宅家賃サポート（岡山市移住サポート補助金）

岡山への移住に興味はあるけれど、移住するかどうか迷っている方に対し、お試し移住として最長4ヶ月分の家賃の一部が補助される制度です。

ただし、補助期間のみの短期利用ができるわけではなく、一般的な賃貸物件と同じように契約期間が1～2年の賃貸契約が必要です。また、賃貸契約金や家賃など、発生した賃料を一旦自己負担する必要があります。

※参照元：岡山市「【補助金】賃貸住宅家賃サポート（令和7年度岡山市移住サポート補助金）」（https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000036114.html）

対象者

• 令和8年3月31日時点で満50歳未満であること
• 利用する住宅の賃貸借契約の名義人であること
• 1年以上岡山県外に在住していること
• UIJターンの理由が転勤、結婚又は進学以外であること
• 官公庁から住宅に係る補助金や公的扶助を受けていないこと
• 企業から住宅手当を受けていないこと
• 日本人または外国人のうち永住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者及び特別永住者のいずれかの在留資格を有していること
• 本人及び同居する世帯員が岡山市税を滞納していないこと
• 本人及び同居する世帯員が暴力団構成員でないこと

補助内容

移住した家賃の一部が最大4か月間補助されます。1か月あたりの上限額は37,500円、補助率は2分の1です。

発生した家賃の全額を自己負担し、補助対象期間が終了した後、請求にもとづいて補助金が交付されます。なお、補助金の申請は1世帯につき1回限りです。

対象期間

補助金の対象期間は、入居日に最も近い満額の家賃を負担する月から家賃の一部が免除される月を除く、連続した4か月です。補助対象期間終了後も契約した物件に住み続けることはできますが、物件によって再契約が必要となる場合もあります。

補助の対象となる賃貸住宅

賃貸住宅家賃サポートは、不動産情報サイト「住まいる岡山」の岡山市お試し住宅物件特集に掲載されている物件が対象となります。アパートからマンション、一戸建てまで様々な物件が掲載されていますが、対象物件は随時入れ替わりがあります。

希望する物件が補助の対象になっているかどうかは「住まいる岡山」へ直接問い合わせてご確認ください。

※参照元：岡山市「【補助金】賃貸住宅家賃サポート（令和7年度岡山市移住サポート補助金）」（https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000036114.html）
住まいる岡山（https://www.ok-smile.jp/trial-okayama）

移住に伴う就職支援もあり

岡山市では、岡山にU・I・Jターンを希望している方に対し、移住サポート補助金の一環として就職支援サポートも行われています。

岡山市内の企業の面接を受ける際や2日以上のインターンシップを行った際、利用した公共交通料金の往復料金の半額が補助されます。また、国、県、他の市町村、面接企業等から交通費の補助がある場合も、その金額を差し引いた額の半額が補助されます。

岡山へ移住後、県内企業への就職を考えている方は、こちらの制度もご活用ください。

※参照元：岡山市「【補助金】就職・転職サポート（令和7年度岡山市移住サポート補助金）」（https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000036106.html）