【岡山版】RC住宅.net知って得するRC住宅のあれこれRC住宅の維持費はいくら?

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RC住宅の維持費はいくら?

耐震性があり、耐久力や耐火性能にもすぐれているRC住宅。しかし、どんな構造の住まいにも経年劣化や風雨による住宅性能の低下などが起こるもので、コンクリートを用いたRC住宅も例外ではありません。

そこでここでは、RC住宅で快適に生活するための費用、維持費についての情報を掲載していきます。

RC住宅は維持費がかかる?

住宅というのはさまざまな建材によって構成されており、定期的にすべて建材をメンテナンスしなければならないというもではありません。例えば、外壁。通常が木造住宅の外壁は10~15年ほどの年月で補修しなければ性能が劣化してしまいがすが、RC住宅の場合には、家を建てる際に外壁コーティングを施しておけば、25年ごと程度の塗り替えで十分です。

そのほかにも配管類の劣化、内壁の修繕といったコストが必要になってきますが、一般的な木造住宅のようなトラブルは少なく、メンテナンス費用も抑えることが可能。また、RC住宅自体が火災に強い構造なので、保険料を抑えることもでき、トータル的には低コストな生活を手に入れることができます。

RC住宅は光熱費もお得になる

気密性と断熱性にすぐれているRC住宅は、冷暖房費などを低く抑えることができるので、結果的にほかの構造体の住宅と比較しても、光熱費を安くすることが可能です。

実際に木造住宅とRC住宅の2月分の電気料金を比較してみると、木造住宅が29日間で21,000円(1日あたり700円)だったのに対して、RC住宅で31日間使用した電気料金は20,000円(1日あたり660円)。この実験では、木造住宅の時には灯油ストーブを使用していました。RC住宅のときには補助暖房器具はゼロ。大幅な維持費低下になっています。

法定耐用年数でみるとRC住宅が最もお得

固定資産税にも関係する指標のひとつに法定耐用年数(住宅が利用に耐えることができる年数)というものがあります。言い換えれば、この年数の期間は住宅の価値が保証されているということで、各構造材ごとに耐用年数が違います。

例えば、木造住宅の耐用年数は22年。重量鉄骨住宅は34年。そしてRC住宅は47年と、木造住宅の2倍もの年数もの耐用年数があるのです。さらにRC住宅は上手にメンテナンスを施していけば、100年の耐久年数をもたせることも可能です。

RC住宅が100年続く住宅というのはあながち間違いではない

建築費用が高くなりがちなRC住宅ですが、上手にメンテナンスをしていけば光熱費を浮かせることもでき、3世代にもわたって受け継がれる住まいを建てられるリーズナブルな住宅でもあります。

このことから、近年では多くの家を建てたい施主たちがRC住宅に興味をもち住宅会社に相談をもちかけています。

RC住宅で必要な維持費について

メンテナンス費

RC住宅はメンテナンスの手間がかからないとも言われていますが、決して「何もしなくて良い」ではありません。「木造住宅と比較すると」メンテナンスが楽とされているため、年月が経てば多少のメンテナンスは必要となるでしょう。

実際にコンクリートにも、木造と同じく経年劣化は起こりえます。その一つがクラックです。コンクリートは長い月日をかけて、徐々に収縮や膨張を繰り返すことでコンクリートに亀裂(クラック)が生じてしまいます。細かいものであれば、外観面が損なわれるとはいえ、構造的にはほとんど影響はありません。しかし、場合によっては雨漏りのリスクも高まるので補修が必要です。

また、雨漏りが起きるようになると、コンクリート内部に雨水が侵入することで鉄筋に影響を及ぼします。劣化を招くことで鉄筋が膨張すると、コンクリートを押し出してしまい爆裂が起こるかもしれません。爆裂が起こると、コンクリートが剥がれ事故が起こる可能性もあります。

下地劣化防止のための塗装の耐用年数が十数年程度となっているなど、いくらRCとはいえ決して「全くメンテナンスの必要がない」訳ではありません。メンテナンスの必要性があることをふまえたうえで、予算管理を行うようにしましょう。

リフォーム費用

木造住宅の場合、10年程度で何らかのリフォームが必要とされています。小規模なものから大規模なものまで様々ではありますが、仮に50年住み続けるとすると、4~5回はリフォームが必要になるかもしれません。RC住宅であれば、状態にもよりますが1度程度でも良いでしょう。その際に必要となるリフォーム費用は、あらかじめ計算しておくのがおすすめです。

回数が少ないので木造住宅と比較するとリフォーム費用は抑えられますが、決して「全くかからない」訳ではありません。ある程度は見積もっておきましょう。

火災保険料

マイホームは基本的に保険料がかかりますが、RC住宅の場合、火災保険料が木造住宅と比べると少々高い区分となっています。木造よりも耐火制に優れているRC住宅は、保険会社とすれば「リスクの低い物件」となるので、保険料は安くなるのでは?と思うかもしれません。

しかし、火災保険の等級区分として、RC住宅は「T構造」に分類されます。木造住宅の場合、最も安いH構造、マンションが最も高いM構造として扱われますが、RC住宅の構造級別はその間です。マンションよりは安いものの、木造住宅よりは高く設定されています。

構造以外にも地域リスクが加味されることになりますが、「耐火性に優れているから安い」と思っていると思わぬ出費に悩まされることになるでしょう。一般的には木造の半額程度ではありますが、構造級別という区分があることを覚えておいてください。

固定資産税

マイホームは戸建てであれマンションであれ、固定資産税が必要です。RC住宅の場合、固定資産税が少々高いためデメリットに感じるかもしれません。固定資産税の算出方法は、路線価のような土地の資産的価値に加えて建物の耐用年数によっても異なります。

耐用年数は「資産的価値」を表す一つの数値でもあるので、徐々に減額されていき、木造であればおよそ23年で評価額が0円になります。もちろん固定資産税が0円になる訳ではありませんが、安くはなるでしょう。

一方、RCの場合耐用年数が47年です。47年で評価額が0円になるので、固定資産税に関してはRCの方が高くなります。固定資産税に関しては毎年支払うもので、かつ節約ができません。固定資産税の支払い通知が来るまで、具体的にどれくらい支払うのかさえ分からないという人もいます。

毎年必ず支払うという点では維持費に分類される費用と考えて良いものなので、RC住宅を検討しているのであれば、固定資産税に関しても頭に入れておいたほうが良いでしょう。

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