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RC住宅(鉄筋コンクリート造住宅)は、耐久性や耐震性に優れた構造を持つだけでなく、設計の自由度が高いことが特徴です。この特性を活かし、バリアフリー設計を取り入れることで、高齢者や障がい者、または将来的な介護を見据えた住環境を整えることが可能になります。
木造住宅では、耐震性を確保するために間取りの制約が生じることがありますが、RC住宅では柱や壁を構造的に適切に配置することで、広々とした室内空間を確保しやすくなります。また、強度が高いため、壁への手すりの設置が容易であり、段差を極力排除したフルフラット設計を実現しやすいです。加えて、RC住宅は気密性と断熱性に優れており、温度変化が少なく、冬場のヒートショックを防ぐ環境を整えやすいというメリットもあります。
バリアフリー住宅の基本となるのは、建物内外の段差を極力なくすことです。RC住宅では設計段階から段差のないフルフラット構造を採用しやすいため、玄関・廊下・浴室・トイレ・キッチンなど、すべての生活動線において段差を排除することが可能になります。
玄関にはスロープを設置することで、車椅子や歩行補助具を使用する人でも安全に出入りできるよう配慮することが求められます。スロープの勾配は1/12~1/15程度が理想とされており、滑りにくい床材を採用することが望ましいです。また、玄関の上がり框(かまち)は低くするか、床をフラットにすることで、より安全なバリアフリー環境を実現できます。
車椅子での移動を考慮すると、廊下やドアの幅を広く設計することが重要になります。一般的な住宅では廊下の幅が75cm程度ですが、バリアフリー設計では90cm~120cm程度の幅を確保することが推奨されます。また、ドアは開閉時のスペースを確保しやすい引き戸を採用すると、車椅子でもスムーズに通行できるようになります。
トイレと浴室はバリアフリー設計において重要なポイントの一つです。トイレは、車椅子利用者がスムーズに移動できるように、出入り口の幅を80cm以上確保し、内部の広さは最低でも1.5m×1.8m程度を確保することが望ましいです。また、便器の周囲には手すりを設置し、座位の移動がしやすい設計にすることで、より安全な利用環境を提供できます。
キッチンは、高齢者や車椅子利用者が無理なく作業できるように、シンクや作業台の高さを調整可能な仕様にすることが望ましいです。コンロやシンクの下部をオープンスペースにすることで、車椅子のままでも使用しやすい設計になります。また、IHコンロを採用することで、火傷や火災のリスクを軽減できます。
RC住宅は、鉄筋コンクリートの壁が建物の構造を支えているため、不要な壁を撤去する際には慎重な検討が必要です。特に、耐力壁を撤去すると建物の耐震性に影響を及ぼす可能性があるため、専門家と相談の上、必要な補強工事を行うことが求められます。
RC住宅のバリアフリーリフォームは、木造住宅と比較して施工費用が高くなる傾向があります。これは、コンクリートの削り出しや配管工事の難易度が高いためです。リフォームに際しては、費用と工期をしっかりと見積もり、計画的に進めることが重要です。
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