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RC住宅の外壁のうち、タイル仕上げの特徴やタイルを用いるメリット・デメリットをまとめました。RC住宅の外壁をどれにしようか検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもタイルとは、土や石などを高温で焼き固めたものです。そのうち、住宅の外壁材として用いられるものを外壁タイルといい、セラミックタイルとも呼ばれます。
外壁タイルは色や種類が豊富で、大きさや形もさまざまです。定番のレンガ色のほか、白や黒、茶色などがあり、好みや住宅の仕上がりイメージによって選べます。
タイルを外壁に貼り付けて仕上げる施工方法をタイル仕上げといい、モルタルを使うものや専用の接着材を用いるものなど、貼り付け方法も複数あります。
外壁の一面、または一部にデザイン性の高いタイルを貼り付けることで、見た目が華やかになります。
ペンキやモルタルなど他の素材で塗装するよりも高級感が出て外観がより美しく仕上がるでしょう。タイルに落ち着いた色味を選べば重厚感も生まれ、より高級感のある雰囲気に仕上がるのも魅力です。
さらに、タイルは時間が経つほどに独特の風合いや風情が出ます。住宅の外壁をタイルにすることによって、年月を経ても趣のある雰囲気を楽しめるでしょう。
住宅の外壁用として、様々なデザインのタイルが販売されています。色の種類も豊富にあり、レンガ調から個性のある色合いまで選択肢が幅広いのも魅力のひとつです。
素朴なタイル色のデザインにすればあたたかみのある外観に仕上がりますし、モノトーンのタイルにすればシンプルでモダンなスタイルの家になります。
タイルの色とデザインを選ぶだけで自分の好みにあった雰囲気の外壁を叶えられるため、より家づくりが楽しくなります。
タイルは石や土などを焼き固めてつくられているため、非常に硬く頑丈な素材です。石と同じ無機質なので、燃えにくく耐火性・耐熱性も備えています。
非常に硬く、上から釘などでひっかいてもほとんど傷がつかないほか、雨や風、紫外線などが当たり続けても、劣化や変色、変質が起こりません。
外壁のレンガの色によって異なりますが、多くの場合は多少の汚れがついても目立ちにくい利点があります。
長い年月にわたって変わらず状態を維持できる耐久性や防汚性の高さもレンガの魅力のひとつです。
一般的な外壁塗装やサイディングと比べると、1枚ずつタイルを貼り付けていく外壁仕上げはどうしても初期の施工費が高くなります。
選ぶタイルの素材にもよりますが、外壁をタイル貼りにする場合、サイディング仕上げの倍程度はコストが高くなると留意しておきましょう。
ただし、外壁タイルは耐久性や防汚性が高いため、メンテナンスの頻度が少なくて済みます。後々のメンテナンス費がそれほどかからないことを考えると、一概に高いとは言い切れません。長期的に見ると、タイル仕上げのほうがトータルコストを低く抑えられます。
タイルを1枚1枚貼り付けていく外壁仕上げは、経年によりタイルが壁から剥がれ落ちるリスクがあります。
特に、職人の技術力が十分でない場合やモルタルの強度が弱い場合、施工不良を起こしやすく、剥がれ落ちる可能性が高くなるため注意が必要です。
また、地震などで建物が揺れたとき、接着剤が揺れの負担を吸収できず、振動がタイルに伝わって破損してしまうケースもあります。
タイルの剥落を防ぐには、コンクリートの表面に細かな傷をつける「目荒らし」やモルタルが十分に硬化しているかの確認など施工時の十分な配慮や定期的な点検調査が重要です。
外壁のタイル仕上げは職人による手作業のため、完成度に差が出やすく、どうしても職人の腕に仕上がりが左右されるリスクがあります。
職人の技術が不足していると、耐久性の低下やタイルの剥落につながる可能性があるため注意が必要です。
RC住宅の外壁にタイル仕上げを検討している場合は、タイル施工の実績が豊富な業者や腕の良い職人に依頼するようにしましょう。
タイル仕上げは、他の外壁材よりも初期費用は高くつくものの、見た目が華やかになり高級感のある外観を実現できます。
耐久性・防汚性が高く、メンテナンスの頻度や手間がかからない点も魅力です。ランニングコストが安く済むため、長期的に見れば全体のコストを抑えられるでしょう。
ただし、職人の腕によって仕上がりや耐久性に差がでやすい懸念点があります。RC住宅の外壁にタイル仕上げを希望するなら、外壁に詳しい専門家に相談した上で、慎重に業者を選定しましょう。
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