【岡山版】RC住宅.net知って得するRC住宅のあれこれRC住宅の断熱性

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RC住宅の断熱性

鉄筋コンクリートを構造体として用いているRC住宅は、暑い夏や寒さの厳しい冬を快適なものにするために、断熱性能に優れた断熱材を使用します。ここでは、RC住宅における断熱性についてくわしく解説していきます。

RC住宅には内断熱工法と外断熱工法がある

まずは断熱についての基本的な概要について。住宅における断熱とは、住宅の建材に断熱材を入れることで、住宅の外の熱の出入りを遮断すること。方法は、主に「外断熱」「内断熱」に分けられます。

外断熱は躯体となるコンクリートの外側に断熱層のある素材を設置すること、対して内側に断熱材を取りつけることを内断熱といいます。コンクリート材を用いた家づくりを行う場合には、この2つの断熱方法の違いとそのメリットやデメリットについて把握しておく必要があります。

それというのも外断熱は、外壁をぐるりとひと回りするカタチで断熱材を設置するので、非常に高い気密性を獲得することができますが、内断熱と比べて断熱材を多く使うことになるので、コストが高くなりがちなのです。

コンクリートには保温性がある

それでは、なぜRC住宅には必ず断熱材が必要となるのでしょうか?それには躯体となるコンクリートの性能について知っておく必要があります。鉄筋コンクリートはセメントと砂、そして砂利や水を混ぜて、さらに鉄材を組み入れて強度を上げています。このセメントを固定するために使用する水ですが、余分な水分が乾燥するには環境によっては5年ほどの年月が必要で、表面が乾燥しているようにみえても、その内部は湿度を持っている状態。

さらにコンクリートは湿度を雨などから吸収していきます。そのため、放っておけば湿度は高くなり、何の対策も講じていないと内側にある補強用の鉄材が腐食してしまう原因にもなってしまうのです。

コンクリートは気密性にも優れている

気密性に優れているのもコンクリートの最大の特長。基本的にコンクリートを用いた構造物は隙間がなく熱を通さないというメリットをもっていますが、発砲断熱材といった断熱材を設置すると気密性が向上して、床から天井までの温度差をなくすことができます。

そのため、冷暖房を効率的に使うことが可能なので、高い省エネ効果を得られるのです。対して木造住宅は伐採した木材の内部に隙間が生じている状態なので、RC住宅と比べると気密性に劣るといわれています。

RC住宅は温まった空気を外へ逃がしにくい

RC住宅の施工後に、リフォームといったかたちで外断熱や内断熱などの施工をすることは非常に難しいといわれています。その理由は、施工後の外断熱は高いコストや長い工期を必要とするから。

そして基本的にコンクリートを用いたRC住宅は一度建ってしまうと「やり直し」は不可能。そのため、後から壁の間に断熱材を設置することはできないのです。そのため、RC住宅はハウスメーカーに綿密なアドバイスを受けて断熱材を入れておく必要があります。

RC住宅は熱伝導率が低い

RC住宅の特徴の一つに、熱伝導率の低さが挙げられます。厳密にはRC住宅というよりも、コンクリートの特徴である熱伝導率の低さです。熱伝導率とはどれだけ熱が伝わるのかを示したもので、熱伝導率が高ければ高いほど温まりやすくなります。

そのため、熱伝導率が低いと暖房を付けてもなかなかすぐには温まりません。熱が伝わる速度が遅いので、暖房がもたらす暖気がなかなかコンクリートには浸透しないのが原因です。打放のコンクリート部分だけひんやりしているのは、まさに熱伝導率が低いため起こる現象となります。

また、熱伝導率が低いということは、温まりにくいだけではなく、冷めにくさも表しています。先の事例とは逆に、コンクリート部分だけ熱くて驚かされることもあるでしょう。RC住宅の場合、一部分ではなく大部分がコンクリートで造られることになるので、生活の中で熱伝導率の低さを実感する部分が出てくる可能性もあります。

RC住宅に断熱処理は必須

RC住宅は熱伝導率が低いです。冷暖房効果が低かったり、あるいは温度差ができてしまうので生活の中で不便さを感じるかもしれません。打放は視覚的な魅力がある一方で、機能性においては昨今の断熱性能と比べると、どうしても劣る点があります。

そこでポイントとなるのが断熱です。むしろ、RC住宅であっても断熱処理を行うことで、快適な空間を手に入れることが可能です。RC住宅のための断熱技術も登場しています。大きく分類すると、RC住宅の断熱には外断熱と内断熱の二つの選択肢があるのですが、現実的には内断熱が広く採用されています。

断熱ボード、発砲ウレタンフォームの吹き付けの二種類が有名で、これらの内断熱処理によってRC住宅の熱伝導率の低さをカバーすることが可能。RC住宅の様々なメリットを享受しつつ、断熱処理を施すことで、「唯一」とも言える欠点を補うことで快適な生活をもたらすことになります。

断熱方法の種類

RC住宅における断熱処理は、断熱ボードの貼り付けと発泡ウレタンフォームの吹き付けです。施工手順として、まずは断熱ボードを貼り付けます。これは、コンクリートにウレタンフォームの断熱ボードを張り付ける方法です。ウレタンフォームにはガスの気泡が飛び込められていることから、断熱性能を高めます。

一方、発砲ウレタンフォーム吹き付けはコンクリートに発砲ウレタンフォームを直接吹き付けるのが特徴です。コンクリートに直接吹きかけるこちらの手法の方が、比較的見かける手法となっています。その理由として、直接吹き付けるほうが場所を問わないからです。窓周りなど細かい部分の場合、断熱ボードンの貼り付けが困難となります。吹き付けであれば、細かい場所でも問題ありません。ホースを用いて、コンクリート部分に吹き付けることで断熱処理が施せます。

コールドドラフトとは?

コールドドラフトとは、暖かかったはずの空気が冷たい部分に触れて冷やされてしまい、室内の下層に流れ込む現象です。人間は室内空間の下層部分にて生活を送っているので、コールドドラフトが起こると暖房を付けているはずなのに「寒い」「冷える」と感じてしまいます。

コールドドラフト現象が起きる理由として、暖かい空気が窓ガラスにて冷やされてしまい、冷やされた空気が下層に入り込みます。暖房を付けているにも関わらず、冷えるので「暖房が効いていない」と感じる人もいるでしょう。

しかし、実際には暖房が聞いていないのではなく、断熱性の低い窓ガラスによって空気が冷えてしまうことが原因です。コールドドラフトの対策としては、窓ガラスを含めた開口部の断熱が必要になります。窓周りの断熱処理を行うことで暖気が冷気に触れる機会がなくなるため、暖気は暖気のまま、部屋の温もりを保てるでしょう。

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